2012年02月20日

DAIトランシーバ独立実験基板「WM8805_G」販売開始!

(2013.05.02 UPDATE

「WM8805_G」は販売終了いたしました。
後継品は、高精度クロックを搭載した「WM8805_G Rev.2」になります。
詳細はBlog記事をご覧ください。
Blog記事:リニューアル新発売!DAIトランシーバ独立実験基板「WM8805_G Rev.2」



192kHz・24bitデジタルオーディオインターフェイスのトランシーバ独立実験基板「WM8805_G」を販売開始いたしました。

Wolfson社のデジタルオーディオトランシーバIC「WM8805」を最小パーツと設定・接続用コネクタを実装したもので、デジタルオーディオの部分的機能を独立 実験基板とすることでデジタルオーディオ関連の実験・学習や、自作デジタルオーディオ機器の製作負担軽減、その他の独立実験基板を組み合わせることにより 自作デジタルオーディオ機器を手軽に製作できます。

192kHz 24bitデジタルオーディオインターフェイス・トランシーバIC
WM8805(Wolfson) × DAIトランシ-バ独立実験基板「WM8805_G」
Digital Audio Independent Experiments Board
wm8805wm8805_sch






S/PDIF信号(同軸入力またはデジタル入力)を受信してオーディオシリアル信号を出力するDAIレシーバ機能と、オーディオシリアル信号を入力してS/PDIF信号(デジタル出力)を出力するDAIトランスミッタ機能を1チップにまとめたのがDAIトランシーバです。

動作設定はハードウェアモード(ジャンパ設定)とソフトウェアモード(マイコン制御)の2種類選択できます。ハードウェアモードでも基本的な設定で動作しますが、ソフトウェアモードで使うと高度な設定も可能です。

WM8805GEDS/V
wm8805_icwm8805_pin






メインICはWolfson社の「WM8805GEDS/V」を採用しております。
フラットパッケージのICですが、あらかじめはんだ付けされていますので、はじめての方でもやさしく組み立てられます。
「WM8805GEDS/V」についてはBlog記事をご参照ください。

オーディオ用コンデンサと温度特性「X7R」の積セラ

wm8805_fwwm8805_x7r






電解コンデンサはニチコンのオーディオ用、積層セラミックコンデンサの一部に温度特性「X7R」のものを採用しております。


WM8805_Gのコネクタ・ピンアサイン
wm8805_pincone






CN1G:同軸レベル入力
外付けでパルストランスを取り付け、同軸入力します。
※CN1Gを入力として使うときは、後述のJP1Gの1-2番ピン間をショートしてください。
wm8805_cn1wm8805_cn1b






dit4192_plustr






CN2G:エラー情報表示(ハードウェアモード時)
CN2GにはLEDは直接接続できません(設定が正しく行えません)。
ロジックICでバッファしてください。
wm8805_cn2wm8805_cn2c






CN2G:制御信号関係(ソフトウェアモード時)
I2Cモードの時とSPIモードの時でピンアサインが変わります。
wm8805_cn2b






CN3G:デジタル入力
光コネクタ(トスリンク等)の入力です。光入力コネクタ(トスリンク)は、TORX147など3.3V動作のものを使用してください。
CN3Gを入力として使うときは、後述のJP1Gの2-3番ピン間をショートしてください。
wm8805_cn3wm8805_cn3b







CN4G:デジタル入力または汎用出力(ソフトウェアモード専用)
CN4GのS/PDIF信号入力ピンはソフトウェアで設定することで、汎用出力としても使えます。
CN4Gはソフトウェアモードに設定したときのみ使用可能でハードウェアモード時は何も接続しません。
wm8805_cn4wm8805_cn4b






CN5G:クロック出力
ハードウェアモードの場合、クロック12MHzを出力し、ソフトウェアモードの場合は、設定により12MHz以外の周波数のクロックも出せます。
wm8805_cn5wm8805_cn5b






CN6G:デジタル入力(ソフトウェアモード専用)
CN6GのS/PDIF入力ピンは、ソフトウェアモードに設定したときのみ使用可能です。
ハードウェアモード時は何も接続しません。
wm8805_cn6wm8805_cn6b






CN8G:S/PDIF信号出力
WM8805_CN8wm8805_cn8b






CN9G:オーディオシリアル信号入力
wm8805_cn9wm8805_cn9b






CN10G:オーディオシリアル信号出力
wm8805_cn10wm8805_cn10b






CN11G:デジタル入力(ソフトウェアモード専用)
CN11GのS/PDIF入力ピンは、ソフトウェアモードに設定したときのみ使用可能です。
ハードウェアモード時は何も接続しません。
wm8805_cn11wm8805_cn11b






CN12G、CN13G:デジタル部電源(3.3V)
デジタル部の電源3.3Vの入力です。CN12GとCN13Gのピンアサインは同じです。
どちらをお使いになってもかまいません。
wm8805_cn12wm8805_cn12b






AVDD_C:PLLクロック部電源(3.3V)
内部PLLクロックの電源入力
wm8805_avddwn8805_avdd2






RST
_G:リセット
rstgrstg2






WM8805_Gのジャンパ設定
WN8805_Gの各種ジャンパ設定です。
wm8805_jumper






JP1G:入力選択
同軸入力(CN1G)か光入力(CN3G)かを選択します。
wm8805_jp1bwm8805_jp1






M/_S、SW/_HW、FMTTXSRC
wm8805_jamper1






M/_S:マスター / スレーブ選択
1-2間ショート(H)でマスター、2-3間ショート(L)でスレーブ設定
wm8805_msb






SW/_HW:ハードウェアモード / ソフトウェアモード選択
1-2間ショート(H)でハードウェアモード、2-3間ショート(L)でソフトウェアモード設定
wm8805_swhw






FMT1、FMT0:オーディオシリアル信号フォーマット選択
(ハードウェアモード時)
ハードウェアモード時、16bit I2S、24bit I2S、24bit左寄せ、16bit右寄せの選択ができます。
wm8805_fmt






FMT1:制御モード選択(ソフトウェアモード時)
マイコン制御時の動作モードをSPIまたはI2Cに設定。
wm8805_fmt2






TXSRC:送信部データ入力選択(ハードウェアモード時)
オーディオシリアル信号入力かS/PDIF信号入力かを選択。
wm8805_txsrc1






TXSRC:デバイスアドレス設定(ソフトウェアモード時)
wm8805_txsrc2






独立実験基板組み合わせ製作例
WM8805_G DAIトランシーバ基板と高性能D-Aコンバータ単独基板(DAC_1792_B)を組み合わせた、S/PDIF(同軸)接続D-Aコンバータの構成例です。
wm8805_ouyou1







【組み合わせキット】
・DAIトランシーバ独立実験基板「WM8805_G」¥2,400-
・D/Aコンバータ独立実験基板キット「DAC1792_B¥4,400-
・平衡-平衡反転アンプ基板「OPAMP_B」(IV変換用)¥1,380-
・平衡-不平工変換アンプ基板(ゲイン1倍タイプ)「BALUN_2134¥1,580-

その他、デジタルオーディオ独立実験基板の組み合わせにより、アップサンプリングDACやUSB接続アップサンプリングDACなどの高性能なデジタルオーディオ機器を手軽に安価で作ることができます。

【WG8805_G 主な仕様】
・対応サンプリング周波数:32kHz~192kHz
・動作設定:ハードウェアモード(ジャンパ設定)、ソフトウェアモード(マイコン制御)
・対応フォーマット:16bit I2S、24bit I2S、24bit左寄せ(LJ)、16bit右寄せ(RJ)
・電源電圧:3.3V(デジタル部、アナログ部とも)
・基板寸法:約66×39mm
・M3ねじで取り付け可能
キット説明書(PDF)


(2013.02.13 追記)
IC単品販売もいたしております!
WM8805GEDS/V 販売価格:¥980-
wm8805wm8805_pin






WM8805GEDS/Vの詳細はBlog記事ご覧ください。


▼DAIトランシーバ独立実験基板
「WM8805_G」はオーディオキットコーナーにて販売中!
wm8805g_uriba

















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