2017年02月24日

話題の「DC-ARROW」をつくってみました。

話題の「DC-ARROW」のパーツセットも出来たので
個人用につくってみました。

が、これがかなりハンダ付けの難易度が高い基板でしたので
ハンダ付けのコツを紹介しようと思いました。

私が使っているハンダこては、55W 300℃温度調整付きの
セラミックヒータータイプを使っているのですが、
電解コンデンサや、ショットキーダイオード、ターミナル、
放熱板のところは、通常のハンダ付けの倍以上時間が
かかるところがありました。
それ以外の箇所でもハンダが基板に流れるのに時間がかかりました。

*電子部品は、熱を加え続けると破壊しますので注意してください。
 (半導体は、内部温度が150度を超えると破壊します。)
  基板のランド(ハンダをのせる所)をこて先で当て、
  基板に熱を伝える必要があります。


この基板のように熱量が必要な基板をハンダ付けをする場合、
追いハンダが有効ですので紹介します。

追いハンダとはハンダ付けされているところに、
さらにハンダを追加することを言います。

今回の場合、ハンダ付けの最中にさらにハンダを追加します。
こうすることでハンダの量が増え、ハンダこてと基板との
接触面積が増えて熱が伝わりやすくなるのと、
ハンダに熱を加え続けると、ハンダに入っているフラックスが
飛んでしまうので、フラックスを追加する為に
新しいハンダを追加します。
ハンダが基板になかなか流れないときに試してみてください。

CIMG7924 (640x479)













追いハンダしているところです。

CIMG7922 (640x479)















CIMG7919 (640x478)













プロの様にはいきませんが、ハンダが基板に流れると
富士山の裾野型になりますので
それでハンダ付けが出来ているかの目安にしてください。
ハンダがボール状の場合は、熱が足りていませんので、
追いハンダをして熱と加えなおしてください。
私の場合、念入りに熱を加えたつもりでしたが
ハンダが完全に流れきっていない所が数箇所ありました。

CIMG7864 (640x479)













作ってさっそくSabreBerry32に使ってみましたが、
私の感想では、ダイナミックレンジの大きな曲などを聴くと
音がぶれなくなったように感じました。
安定感が出たように思います。
ハンダ付けの難易度は高いですがオススメです。


通販ご希望の方は共立エレショップへどうぞ!

ラズパイ・オーディオ用 non-NFB ディスクリート電源基板 / DC-ARROW
デジットSelect DC-ARROWパーツセット(基板無) / DC-ARROW-PSET
デジットSelect DC-ARROWパーツセット(基板付) / DC-ARROW-PSET-PCB



このエントリーをはてなブックマークに追加

mixiチェック



TrackBack(0)││オーディオ / 関連 | 電子工作/回路図

この記事へのトラックバックURL